「性情報リテラシー教育®」出張授業のご案内

性情報リテラシー教育協会の認定資格者は、ユネスコ『国際セクシュアリティ教育ガイダンス』が提唱する「包括的性教育」にも基づく授業を、全国でご提供しています。子ども向けから保護者向けまで、幅広く対応。メディアの性情報やジェンダー、SNSトラブルについてお話します。出張授業を希望される学校や教育機関の方は、本会にお問い合わせください。

*認定資格者の活動につきまして、本会は一切関知致しません

~ 性情報リテラシー教育® 出張授業担当者 ~

<北海道地区>

性情報リテラシー教育協会 認定アドバイザー

開業助産師/性教育講師 たかむら やすこさん

【授業内容】
①対象:小学校5・6年生
テーマ:『スマホを持つ?持たない?』
<問題意識>
中学生になる段階でスマートフォンを持つ児童が増え、トラブルに巻き込まれるリスクが高まる。
<本授業のねらい>
スマーとフォンを所持する前に、スマートフォンを持つことで得られる利点と欠点、持たないことで得られる利点と欠点を話し合い、自分はどう選択するのかを考える機会とする。また、SNSのトラブルについて知り、安全に使用するための動機づけとする。


②対象:小学校5・6年生
テーマ:『SNSってなに?』
<問題意識>
SNSのトラブルに巻き込まれる子どもが増えている。子どもがネット環境を持ったために個人情報が流出し、性犯罪の被害者になってしまうリスクが高まっている。
<本授業のねらい>
SNSで個人的な情報が漏れない、気軽に写真を交換しない、ネット上だけのやり取りで相手を100%信用してはいけない、ことを意識する機会とする。


③対象:小学校5・6年生
テーマ:『SNS・出会い・ゲーム』
<問題意識>
中学生になる段階でスマートフォンを持つ児童が増え、新しいつながりや出会いを求めたことにより、騙されトラブルに巻き込まれるリスクが高まる。さらに、脳前頭葉の未熟性から考える力が乏しく、正しい判断ができない可能性がある。また人間関係を築くことへの経験不足から、人間性をを見抜く力が乏しい。つまり人間関係のトラブルに巻き込まれやすい。

<本授業のねらい>
身近で起こりえる事例をもとに、SNSだけでつながっている人は「知らない人である」という認識を持ち、個人情報を気軽にやり取りすべきではないことを理解する。



<関東地区>

性情報リテラシー教育協会 認定講師

看護師/元PTA会長 ナースHARUちゃん さん

 

【授業内容】
①対象:小学校高学年
テーマ:『インターネットの世界』
<問題意識>
情報化社会の中でインターネットは、私たちの日常から切り離せない時代になっている。インターネットで得られる情報は膨大であり、取捨選択をしなければならない。また、自分の情報もネット上に漏れてしまう危険性がある。
<本授業のねらい>
インターネットを知る。
ネット・リテラシーを身につける。


②対象:小学校高学年
テーマ:『インターネットの世界2~画像・動画・メッセージ投稿について~』

<問題意識>
SNSの投稿・メッセージ交換で、顔の見えないコミュニケーションによる犯罪やトラブルにまきこれる可能性充分にある。また、メッセージの投稿も自分の意図とは違う、受けとる側の解釈によりトラブルを招くこともある。ゲームを楽しむだけだからトラブルはないのかと言えばそうではない。ゲームの画面に現れる広告や、ゲーム情報SNSサイトに潜むトラブルもある。
<本授業のねらい>
投稿画像が悪用されてしまう可能性があることを知る。メッセージ投稿は受け取る側の解釈で、発信者の意図とは違うとらえ方をされる場合がある。個人情報を得るために、言葉巧みにアプローチしてくる者がいることを知る。グループワークを通してネットの危険性を知る。

③対象:小学校高学年の保護者
テーマ:『大丈夫? スマホを渡す前に……考えて』

<問題意識>
うちの子に限ってという言葉は、ネット社会でも通じないことを念頭においてほしい。小学生のSNSの利用率の増加に伴い、犯罪に巻き込まれる危険性があることを知ってほしい。
<本授業のねらい>
親子でネットリテラシーを身につける。わが子を、ネット犯罪から守る術を知ってほしい。

子どもには何があっても自分たちはあなたの味方という姿勢を見せておくことで、トラブルを相談しやすくなる。



 

 

性情報リテラシー教育協会 認定講師

助産師/性教育講師 いしだ りえこさん

 

 

【授業内容】
①対象:中学3年生
テーマ:『それって本当に愛?』

<問題意識>

 恋人からの監視や干渉、暴力といった「デートDV」を、交際経験のある10代女性の44.5%、男性の27.4%が経験している。(NPO法人エンパワメントかながわ、2016)

 

 相手の事を好きだからこそ、全部知りたい、自分の事だけを見てほしい、片時も離れたくない思うことは自然なことだが、それがいつの間にか相手の行動の自由を奪ったり、支配の関係になっていたりしているケースもよくある。
<本授業のねらい>
特に思春期の恋愛は自分本位になりやすい。今一度お互いの関係が「対等な関係性」であるか確認し、お互いを思いやる気持ちを大切にする。

 

②対象:中学3年生
テーマ:『性的同意』

<問題意識>

同意のない性的接触は性的暴行などの「性暴力」となり相手を肉体的にも精神的にも深く傷つけてしまう。しかしメディアの影響により、「女性は口では嫌と言っても本当は嫌じゃない」などと誤った情報が多く存在し、それを目にした子供たちは知らないがゆえに性の加害者にもなりかねない。
<本授業のねらい>

メディアが発信する誤った情報による認識を改め、同意をとることの必要性、相手と対等な関係性を築くことを学ぶ。

 

③対象:小学校高学年~中学生の保護者
テーマ:『性から考える子どもとの関わり方』

<問題意識>

 思春期になり子どもの心が変化する中で、戸惑う親御さんも多く、子どもの対応に頭を抱えている方も多い。親の関わり方で、子どもの「らしさ」を奪うことも多くあり、頼れるはずの親との信頼関係が崩れていくと、性のトラブルに巻き込まれることもある。
・思春期の子どもは何を考えているか分からない。
・反抗期になって関わり方が分からない。
・性のトラブルに巻き込まれないか心配

<本授業のねらい>
思春期前から性のことを家庭で話せることで、万が一子どもがトラブルに巻き込まれた場合でも、子どもが安心して親を頼ることができ

る。子どもにとって安心安全な家庭環境を提供できるよう、親がメディアリテラシーやジェンダーについて学びを深める。

 

 

 

性情報リテラシー教育協会 認定講師

助産師/性教育講師 かわかみ ちづるさん

 

 

【授業内容】
①対象:中学生
テーマ:『SNSとのお付き合い』

<問題意識>

インターネットは細かな使い方を知らなくても使い始めることのでき る、とても便利なもの。しかも、気になる情報は広告などを使って「あち ら側」からやってくる時代。しかし、その「あちら側」のことを、私たちは 詳しく知らない。思春期という発達段階においては、SNSを通じてその 危険に飛び込んでしまうこともあり性被害が増加している。
<本授業のねらい>

・中学生になったら、危機管理の1つとして“性情報リテラシー”を学ぶきっか けを作る。
・SNSと上手に付き合える力を育み、困った時は必要な行動をとることができ る。

 

対象:中学生
テーマ:『アダルトコンテンツとのお付き合い』

<問題意識>

アダルトコンテンツへのアクセスが容易な時代。広告などから 不意にアダルトコンテンツを見ることもある。アダルトコンテンツ による誤学習により、デートDVに発展する可能性がある。 
<本授業のねらい>

メディアの影響を受けていることを知る。
アダルトコンテンツの特徴を理解し、同意と拒否について学びコ ミュニケーション力を高める。

 

対象:中学生の保護者
テーマ:『性の生情報と今からできること

<問題意識>

子どもは、親世代が生きてきた時代とは異なる時代を生きている。いわばSNSネイティブな子ど もたち。性被害、性加害はSNSでの関りが起因していることが多いが、子どもの置かれている状 況を親は知らない。性教育に関する情報は増えたが、性問題に対する意識は二極化している。 「まだ早い」「そのうち覚える」は性情報リテラシー教育のネグレクトではないかと考えている。
<本授業のねらい>

子どもの置かれている状況を知り、性情報リテラシー教育が必要だとわかる。 この学びを続けることが性被害・性加害を予防できることを知る。 おとな(親)も誰かの相談先になってもいいことを知る。

 

 

性情報リテラシー教育協会 認定講師

教育コーチ Coach. Mayumi さん

 

 

【授業内容】
①対象:保護者
テーマ:SNSの種類や特性を知る』
SNSデビューの前に これだけは知っておいて!! 親と子どもで育む ココロとカラダに大切なこと

<問題意識>

子どものSNSを取り巻く環境が悪化している。それにも関わらず スマートフォン保有の低年齢化に歯止めがかからない。 公教育でも具体的な施策がなされていないのが現状である。
<本授業のねらい>

スマートフォンを保有する前に、家庭内でSNSリテラシーを 高めることによって、適切な関わり合いを持てるようになる。

 

対象:保護者
テーマ:性情報を知る』
SNSデビューの前に これだけは知っておいて!! 親と子どもで育む ココロとカラダに大切なこと
<問題意識>
私たちは低年齢時から知らず知らずのうちにメディアや周囲の影響を受けており 、自分の意志ではなく、他者から受けたアイデンティティで思考や行動をしている ケースがある。
<本授業のねらい>
作り手の背景や意図を読み解く事によって、自分の価値基準で判断し 行動することができるようになる。

対象:保護者
テーマ:海外比較をもとに日本の現状を知る』
SNSデビューの前に これだけは知っておいて!! 親と子どもで育む ココロとカラダに大切なこと
<問題意識>
日本の性教育は海外から比べかなり遅れており、次世代の子ども達に 海外のスタンダードな性教育を伝えていくことは急務である。
<本授業のねらい>
海外の性教育事情を学ぶことにより、自身の価値基準を見直したり 子どもへの対応を変えることができる。 何より様々なトラブルを未然に防ぐことができる。

 

<関西地区>

性情報リテラシー教育協会 認定講師
女性の一生、応援団長

もとだて かづこさん(開業助産師)

 

【授業内容】

①対象: 小学校入学前の子どもの保護者

テーマ: 乳幼児期からの性教育

 

  <問題意識>
ネットを利用した性犯罪が増える中、幼い子どもたちは、性に対する知識やネット教育を受けずにインターネットを使っている。
保護者の8割以上が性教育に自信が無く、ネットリテラシー教育も十分に受けず育っている。そのため教え方がわからない。
本授業のねらい> 性教育は人権教育であり、幼い頃から家庭で繰り返し教えていく必要があることを知る。(従来の性教育から包括的性教育へ、保護者の意識を変える。) 子ども達は、スマホやインターネットに幼い頃から接する機会が増え、それによる性被害も増加していることを知る。(保護者がネットリテラシーを学び子どもに正しい使い方を教えていく必要がある。)

 

②対象: 小学年の子どもの保護者

テーマ: ネットの危険を知る

 

<問題意識> 小学生になると仲間作りが大切である。しかし、仲間作りの方法を間違うと、性被害や犯罪に巻き込まれる恐れがある。

本授業のねらい> 性被害や犯罪の防止。そのために、保護者は他人との距離感やメディアリテラシー、ジェンダーについて正しい知識を持つ。

 

 

 

 

<関西地区>

性情報リテラシー教育協会 認定講師
性教育20年ナース

みやもっちゃん(みやもと みゆき)さん

 

【授業内容】

①対象: 小学6年生
テーマ: スマホについて考えよう

問題意識> 

  子どものスマホでのインターネット利用率は中学校で65%以上と上昇している内閣府令和元年度青少年インターネット利用環境実態調査結果より)。子どものSNSに関係した被害件数は年々増加しており、2000件を超えている令和元年、2095件 警察庁)子どもがスマホを持つ前に、使い方を学ぶ必要がある。
本授業のねらい>
・スマホの使い方を学ぶ
・場面、場面でスマホについて考えてもらい、利点(メリット)と欠点(デメリット)について知る
 
②対象: 保護者
テーマ: スマホの使い方を子どもと考えよう
問題意識> 子どもの携帯所持やネット利用に関して、不安を感じている保護者は多いが、使用方法の伝え方がわからないという声も聞かれる。子どもの心と身体を守るために、大人もスマホの使い方を知る必要がある
本授業のねらい>
子どもに伝える基本的なスマホの使い方、ルールを保護者が知る。

家族間での情報共有ができる家庭内でのルールを決める。

 

③対象: 保護者
テーマ: 自身のジェンダーの価値観に気づく
問題意識> 
メディアのジェンダー表現による刷り込みや、親から受け継がれてきた価値観が自身の子どもに影響していることに気づいていない親は多い。
そのことで子どもが生きづらさを感じていたり、将来の選択肢を狭めていたりすることも考えられる。
本授業のねらい>  
自身のジェンダーの価値観に気づく、知る

 

 

 

<九州地区>

性情報リテラシー教育協会 認定講師

たなか ゆうこさん(助産師)

 

 

【授業内容】

①対象:中学2年生

テーマ:『皆さんが接しているメディアを考えよう』
<問題意識>
学生たちが、メディアに対する姿勢を考える機会が少ない。正しい情報をチョイスできるようになってほしい。
<本授業のねらい>
ネットなどのメディアの問題を伝える。

 

 

②対象:中学2年生
テーマ:『自分らしく、ジェンダーって何?』

<問題意識>
学生が接しているメディアが、「自分らしさ」や「男女」をどうとらえているかを知ってもらう。
自分は何に影響を受けたのか?
<本授業のねらい>
自分らしくあるためにどうしたらいいか。

学生たちに、「自分らしく」という事を気づいてもらうための機会にしたい。

 

 

③対象:中学2年生

テーマ:『交際する上で大切なこと』

<問題意識>
自分たちが考える恋愛・交際には、それぞれ違う考えがあることに気付いていない学生も多いのではないか。

恋愛・交際という事をしっかり考えてほしい。

<本授業のねらい>
恋愛・交際において自分たちで話し合い、ルールを決める体験をしてほしい。

 

 

 

<沖縄地区>
性情報リテラシー教育協会 認定講師
かみなつ さん(元養護教諭/性教育講師)

 

 

【授業内容】

①対象: 小学校
テーマ: デジタルタトゥーって知ってる?

 

 

問題意識> 

 

個人用のスマホ、タブレットをもち始め親の管理下外での利用期間が増え始める

 

実生活やSNS上での他者評価「いいね」等)を意識した行動をとることがある。

 


本授業のねらい>

 

デジタルタトゥー」の言葉の意味を知り、ネット上で発言や画像等を発信する際のマナーを理解できる。

 

 

②対象: 中学生
テーマ “好きアピ”警察24 ~それって本当?~

問題意識> 

 

スマホなどの所有率が増え、SNSなどの利用も活発になる。それに伴い性的描写のある漫画・小説・アニメなどに触れる機会も増える。→現実とファンタジーを混同

また、友人や先輩など身近な仲間(SNS上も含む)の体験談にあこがれや焦りを感じることもある。→特別な事例なはずが一般的な事例と思い込む

 

本授業のねらい>

 

雑誌やネットにあふれている「好きアピール」「もてテク」は、全員に当てはまることではなく、相手に思いを伝える方法は人によって違うことを理解する。

 

③対象: 高校生
テーマ:男らしさ、女らしさを売りにしない広告とは?
問題意識> 

ネットや雑誌、広告など身の回りには、ジェンダー観を固定するような表現が隠れており、無意識的に影響を受けている。


本授業のねらい>

ネットや雑誌、広告などに隠れているジェンダー観を固定するような表現に気づけるようになってほしい


 

<沖縄地区>

性情報リテラシー教育協会 認定アドバイザー

ライター、CAPスペシャリスト 
やけな みわ
さん

 

 

【授業内容】

①対象: 小学6年生
テーマ: だまされない ~スマホデビューの前に 思春期の心と体の守り方~

 

  <問題意識> グルーミングという手法で子どもがだまされ、性的搾取や性犯罪が身近な場で起きている
本授業のねらい> 子ども自身が自分の安全を守るため性情報を見極めるスキル、正しい知識を得る。それが自分だけでなく、友達守れることに気づく
 
②対象: 小学6年生
テーマ: 自分を守るツール ~スマホデビューの前に 思春期の心と体の守り方~
<問題意識> 明らかな性犯罪、性暴力にも関わらず被害者に法的知識がないため加害が見逃される
<本授業のねらい> 現行の法律の中にもジェンダー差別(男性に有利)があると知った上で、泣き寝入りを避けるためのツール(法的根拠)を手に入れる
対象: 小学6年生
テーマ: 助けてといえる ~スマホデビューの前に 思春期の心と体の守り方~
<問題意識>

性被害者に対する社会の視線は厳しい。被害者を沈黙させ、二次被害を助長させている

<本授業のねらい>

「助けて」といえる子、誰かに相談ができる子は自分を守る力をもっている。困難時にSOSを出せると知り味方(アライ)を増やす。自身もアライに。